セルフカラーと美容室でのカラーの違い

もしかしたら皆さんご存知かもしれませんが、今回はご自分でヘアカラー剤を塗布していくホームカラーとサロンでするヘアカラーの違いについてお話したいと思います。

急に黒染めをしなければいけなくなった、根元の白髪が気になってすぐ染めたい、ホームカラーの方が安くていつでも出来るなど、このような理由でホームカラーをした事がある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
近年ホームカラーの薬剤もたくさん販売されており、ホームカラーを使用する方が急激に増えているそうです。
ホームカラーの薬剤は髪の毛に悪い、サロンカラーの薬剤の方がダメージが少なくて綺麗に染まるなどいろいろな情報がありますが、1番の違いはズバリ『薬剤の知識が豊富なプロの技術者が薬剤を塗布する』という点です。『技術』が違うのです!

通常、ヘアカラーは1剤と2剤を混ぜて作ります。1剤は色素、2剤はアルカリ剤です。2剤のアルカリ剤でメラニン色素を分解しながら色素を入れていきます。2剤のアルカリ剤には強さに種類があります。サロンカラーでは新生物(根元の黒い部分)には強いパワーのアルカリ剤を使い、既染部(既に染まっている部分)には弱いパワーのアルカリ剤を使用していきます。ダメージレベルに合わせてアルカリ剤の濃度(パワー)を変えています
一方、ホームカラーでは基本的にどんな方でも髪が染まるように、強いパワーのアルカリ剤のみ配合されています。
ご自分で薬剤を塗布すると塗りやすい部分と塗りにくい部分があったり、強いパワーのアルカリ剤で毎回毛先まで染めてしまうとどうしてもダメージのムラが起きてしまいます。
ダメージのムラが起きてしまうとパーマや縮毛矯正をしたい時にウエーブが均一にかからなかったり、癖が綺麗に伸びなかったり、毛先がチリチリになってしまったりと悲惨な仕上がりになってしまう可能性が高いです。
ダメージのムラが起きている髪の毛に対して綺麗にパーマや縮毛矯正をかけるのは不可能に近いのです
また、ホームカラーでムラになってしまった部分を綺麗なカラーに直す事も大変難しいのです

美容師は髪の毛、美容のプロです!
美容に必要な技術や薬剤の知識などを日々磨いて研究しております。
長年培ってきた技術と知識でお客様の髪の毛の状態を見極め、お客様のご希望に合ったスタイルをご提案させてください!
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