パーマがかかりにくい髪質とは?①

美容師さんに「パーマがかかりにくい髪質ですね」と過去に言われた事がある方もいらっしゃるのではないかと思います。
「パーマをかけてもすぐにとれてしまうのよね」というお言葉をお客様から聞く事もよくあります。

パーマがかかりにくい、パーマがとれやすくなってしまう理由を今回はお話していきたいと思います。

まず初めにパーマがかかりにくいと言われている髪質ですが

・綺麗な直毛の方 
・パーマやカラーリングをした事がない バージン毛の方
・細くて柔らかい髪質の方
・太くて硬い髪質の方

このうちのどれか一つにでも当てはまっているとパーマがかかりにくくなります。

直毛の方は髪の毛の内部の細胞同士の結合がまっすぐに繋がっています。
なのでパーマをかけた時にまっすぐに戻ろうとする力が強く働くのです。まっすぐであればあるほど戻ろうとする力が強く働くのでパーマがとれやすくなってしまいます。
しかしパーマがとれやすいからといって強力な薬剤を使ったり、細かめのウェーブをかけるのはおすすめ出来ません。
髪の毛に強いダメージを与えてしまったり、パーマが強すぎておしゃれに見えなかったりと残念な結果に繋がってしまう可能性が高いからです。

パーマやカラーリングをした事がないバージン毛の方は薬剤でキューティクルを開いた事がないので、薬剤が髪の毛の内部に浸透するのに時間がかかってしまいます
なので、しっかりパーマがかかるまでに時間がかかりますし、直毛さんと同様にかかりが弱ければ元の状態へ戻りやすくなってしまいます。
バージン毛の方にパーマをかける時にはしっかりキューティクルを開いて薬剤をきちんと浸透させる必要があります。工程の一つ一つに時間がかかります。先程もお話しましたが、バージン毛だからと強い薬剤を使う事は髪の毛のダメージにも繋がりますので、バージン毛の方がパーマをかける際にはお時間に余裕をもってご来店いただければなと思います。

残りの項目についての説明は次回にお話していきますね⭐︎